隠岐の島で見た植物活性剤
2025年秋に隠岐諸島まで旅行した。
たぶん島旅あるあるなのだが、夜がとにかく早い。ぼんやりしていると、物見遊山どころか夕飯の調達さえ難しくなってしまう。隠岐島で「ばくだんおにぎり」を食べてみたいと探し歩きながら食料調達を後回しにしていたら、気づけば店じまいの支度を始める店がちらほら出てきてしまった。

ひとまず大きな店を手当たり次第に探し回っていた所、ホームセンターみたいな所でこういったものを見つけた。

無論、植物を超元気にする、と書いてある。しかし、わざわざ氣としているのは店側のPOPの姿勢なのか?それともメーカーが提供しているPOPなのか?
元氣?
近頃では氣という字体はスピリチュアルな文脈で出てくることが多いように思う。いや、ただの印象なんだけど、人から出るオーラやエネルギーのようなものを指して「氣」と言うのをよく見かける。または、これまで自分のせいだと思ってきたあらゆる理不尽が実は国や大企業レベルの強大な組織によって仕組まれていたと知ったとき、人はしばしば「氣づいた」などの表記をする。
こういった位相的な表記はまた別途まとめてみるとして、僕が氣について持つイメージはこんなところ。
また、2025年の「今年の漢字」において、氣に3票入っていたらしい。これは景気や気候の変動のみならず、米国との関係変化や深刻な米不足にも悩まされたことを1字で表現したものだそうだ。実に鮮やかだ…
メーカーを調べる
植物を超「元氣」にしてくれるhb-101は株式会社フローラによる植物活力剤である。
https://www.hb-101.co.jp/?srsltid=AfmBOorT7h82R2xto6GnmynXVbEVvVLQflMQnFrcJD1sF4P0clkycDq1
企業サイトにもデカデカと書いている看板商品のようで、「超元氣」も商品ページの各所にて見ることができる。というか三重県の企業なんかい。
これで氣を使っているのは販売店側の意志ではなく、メーカー側での何らかの理由によることも分かる。
[画像_hb-101。ラベルにも元氣書いてある。商品ページより勝手に取ってごめんなさい]

一応、元祖のhb-101/顆粒タイプ/別製品の肥料には元氣が使われていることを確認した。
また、それとは別に「元氣の絆」なる商品もある。
https://www.hb-101.co.jp/products/detail/129
そして元氣の絆、ちょこちょこ「元気」表記が見られる。

品名だけに元氣表記があるわけではないものの、ある種固有名詞的な使い方をしているのだろうと理解した。とも思ったが、コーポレートサイトでも普通に元氣が使われてるな…。原則会社として元氣を使っていきたいけど、まあたまにはフォントの関係とか人的エラーとかその他の理由とかで抜けもあるよね。みたいなこと??
あ、そうそう、レビューにも元氣を使ってるユーザーがいたのも印象的だった。
なんで元氣なんだろう?①時代背景
さて、では氣を使っている理由について深掘りしたい。と言っても明確な答えは見つからなかったのだが、手掛かりとも言えないくらいの「これ関係あるんじゃね?」情報をいくつか拾ってみる。
そもそもhb-101、結構なロングセラー商品である。会社設立は1982年だし、その前身では昭和30年代からこの活性剤の開発をしてきている。常用漢字表の告示は1981年だし、当時使っていた「植物を超元氣にする」というコピーが今まで残ったというのもあり得るか…な……?
なんで元氣なんだろう?②スピリチュアル的な
氣がスピリチュアルな文脈で出てくることが多いように思う個人の感想は先に述べた通りだが、この文字遣いによってhb-101延いては株式会社フローラも若干の偏見を持たれていそう。
hb-101を飲んで健康になろうとしている人がいたり、それこそ氣を取り沙汰されてスピってるとか言われたり…
肥料ではなく植物活力剤と謳っていること、農薬へのアンチテーゼとして開発されたこともあり化学的な成分や効果に疑いを持っている人もちらほら見られる。「氣」も相俟ってスピってるみたいな印象を持たれてしまっているのかな??
真偽は分からないが、何かこう不思議なエネルギーのようなものについて「氣」を使いたくなるようなものの考え方をしているのかもしれない。
さいごに
以上2つのことは何の根拠もなく、ネットで浚える情報から僕が適当に思いついたことを述べただけであることは強調したい。
いつか畑仕事をするようになったら植物活力剤にお世話になりつつ元氣の由来について問い合わせてみようか。あるいはもしこの記事見てくださっている担当者様がいらっしゃればお話聞かせていただけたら嬉しいです。
あと、不本意な記述などありましたら併せてご指摘いただければ…。

